8/31 『トヨタ、HV用次世代電池を国内生産 28年までに60万台規模』

【鈴木の独り言】
『トヨタ、HV用次世代電池を国内生産 28年までに60万台規模』News Picks, 8/4, 2026
https://newspicks.com/news/17235689/ 

 文章は少ない簡単な記事ではあるが、非常に面白い内容なので少し前の記事だがここで独り言を呟いておこうと思う。
 その中でもトヨタが「国内生産ラインを高性能で低コストな次世代電池に切り替える」と言っている部分が重要だ。ここで言う「高性能」「低コスト」な次世代電池というのは何を指すのかという事が気になる。
 全くの推測で話を進めるが、私はこの電池は「バイポーラLiB」ではないかと推測している。理由はかなりこじつけだ。先ず「切り替える」という表現から考えると、生産ラインは現存し、それを切り替える、つまり改造等により作る機種を変えるという事だと推定する。勿論、現行品はニッケル水素電池(バイポーラ)であり、リチウムイオン電池ではない。しかし、ここで重要なのはケミカルでは無く、バイポーラという構造だ。つまりトヨタのバイポーラ電池の後工程(セル製造工程)をリチウムイオン電池様に転用するという意味だと勝手に解釈する。これは「高性能」という意味と直結する。エネルギー密度が大きくなると共に、バイポーラであれば出力はニッケル水素バイポーラ並みに維持できるだろうと思われる。
 ここでもう一つ重要な単語がある。「低価格」という物だが、ニッケル水素電池ではどうしても高価な水素吸蔵合金を使わざるを得ないが、LFP系バイポーラならば高価な材料が少なく出来る。また、塗工系も水系にシフトしてくると思われ、これがこの低価格のポイントの重要な点だろう。
 この電池はハイブリッド用バイポーラと言う事で、豊田自動織機のラインの切り替えで対応しそうだが豊田自動織機の上場廃止の理由もこの辺の技術流出を警戒した結果では無いかと思う。さらに量が増えれば先日100%子会社化し、トヨタバッテリーと名前を変えたプライムアースEVエナジーも生産現場として浮上してくる。
 記事は簡単な内容だが、かなり大きな一歩を踏み出す話だろう。インドネシアCATLから供給される電池は高出力型のLiBだと思うがこれがどんな物になるのかも気になるが、他の情報待ちだ。