02/09『【試算】「電気自動車」vs「ガソリン車」購入価格と“5年間の総コスト”の差はどれくらい?「BYD ATTO3」「カローラクロス」を補助金込みで比較』
【鈴木の独り言】
『【試算】「電気自動車」vs「ガソリン車」購入価格と“5年間の総コスト”の差はどれくらい?「BYD ATTO3」「カローラクロス」を補助金込みで比較』
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfa8df91c142454e811b9d6b1ca0d74e44854ca8
電気自動車vsガソリン車というのは非常に興味のある比較だろう。性能だけでは無く、コストとなると大きな関心事に違いない。ここでは日本で販売され始めた中国製電気自動車「BYD atto3」と、日本の国民車カローラのクロスオーバー「カローラクロス」のコスト比較をしている。
このような比較は設定次第で大きな違いを生じる。例えば燃費ひとつ取っても町中で所有するのか、渋滞の無い郊外で持つのかによって何割も異なるのは当然と言って良い。そもそも都市部のマンションでは充電器が確保出来ず、電気自動車という選択肢自体が無い。また費用の比較が5年というのもざっくりしており、長期に載るならば修繕費用をどう見るか、中古車価格がどうなるかも大きなポイントになるはずだ。あくまでもシミュレーションの結果として参考にする程度である。
それら前提条件には色々とある事を理解した上で、この記事では、補助金(▲80万円)を含んで電気自動車のほうが安価になったという。これは電気自動車のコストがかなり低くなったという事もあるが、世界中でダンピングが問題視されている中国製電気自動車の本来のコストを評価していないとう事が言えそうだ。それも含めて、電気自動車とガソリン車の差は純粋に車の品質、性能差という時代に入ったと考えて評価をして行く必要がありそうだ。
自動車というのは実用的に使う人と、趣味的に考える人の差が大きい。要するにエンジンが好きか、モーターが好きかというものだろう。コストが購入の大きな部分を占めていることは間違い無いが、決め手になるファクターは別にあり、そこで競えるかどうかと言う時代に入ってきた。そういう意味で比較を実数字で表わすのは重要な作業だと思う。フィーリングというのは実際に乗ってみないと分からない物だからだ。
電池の切り口から見ると、このatto3の電池はLFP正極だが、低温性能(特に-10℃以下での充電性能)が気になるところだ、数年前にテスラのLFP正極搭載の車が北米で充電不可能となり大問題になった。-30℃というとんでもない低温電の話だが、そういう状態になる環境や、逆に高温での安定性など、個々の都合が極めて広い範囲で要求されるのが自動車というアイテムであろう。また、長距離メインで使うか、近距離の下駄代わりの足として使うか、その辺も含めて考える物だと思っている。
欧州ではまだ電気自動車化を諦めていない様だが、コスト競争で中国電気自動車の脅威に晒されている。本当に内燃機関を閉め出して良いのか?それが欧州産業の致命傷にならないのか?という一つ間違うと欧州の自動車メーカーが駆逐されてしまう状況も考えないと行けないように思えてしまう。北米は関税と中国電動車排除政策で対応しているが、最終的には本当の意味で、環境、技術、品質、コストの競争で何処が生き残るかという時代に入ってきたのではないかと思う。日本は世界最大の自動車メーカーであるトヨタを擁しているが、非常に興味深い戦いになってきた。
もう少し各国の動きを見て、いろいろと考えていきたい。

